仏の国のこちら側

フランスから、30歳2児のママが大学へ行くまでの記録。

実は難しくないフランス語〈動詞の活用②〉

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前回に引き続き、動詞の活用について。
まだの人は、ぜひ読んでね。↓

 

hotokenokuni.hatenablog.com

 

 

動詞の活用表を見ながら、実はフランス語の活用だって恐れることはない!ってお話をしたと思います。
そして前回は、現在形のこんなミニマルな表までたどり着きました。

 

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え?ちょいおおざっぱ過ぎじゃない?
と思ったら、そっとパソコンを閉じましょう。

 

今日もおおざっぱな話しが続きますので...笑

 

 


過去形

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ほい!これが過去形。


引き続き、manger (食べる)を使ってみていきましょう。
passé composé(パセ コンポゼ)と言います。

 

フランス語で過去のことを表現するにはいくつかの時制を使い分ける必要があります。このpassé composé は一番初めに勉強する過去形の形。
単純に過去に起きた出来事、した事を伝える形だと思えばいいです。

(他の過去形には、一度きりではなく繰り返して行われたことを伝えるものなんかがあるよ)


昔の出来事で言いたいことがあれば、まずはこれを使っていれば全然問題ありません。
他の過去形はしばらく、無視無視!

 

(たぶん学校で学ぶ場合も、passé composé の後はしばらく他の過去形はやらないはずです)

 

さてさて、活用表に目を通してみましょう。

最後の単語はどれもmangé(モンジェ)で終わっていますね。
ほほほ!これは幸先が良い!!

 

覚えることが少ないのは嬉しいぞ!

 


manger のpassé composé の作り方

 

主語+avoir+mangé(participe passé といいます)


このavoir とは、英語でいうところのhave の原形。
原形ということは使う時に、やっぱり変化しますね。

 

avoir の活用表を見てみましょう。

写真

いい感じにバラエティーに飛んでいますね...
えぇ...大変。

 

いやいや、これは覚えましょう!
いつか自然にと言わず、何回も声に出して暗記しちゃうのです。

 


何てったって、avoir はhave(持っている)という意味の単語。
いろーーーーんなことが表現できちゃうわけだ!!

 


「赤いカバンを持っているよ」はもちろん、
「犬を飼っているよ(持っているよ)」だって。

頭をひねれば、「車の運転が出来ます(免許を持っているよ)」なんてことも伝えられるわけだからさ。

早く覚えてどんどん使わないとね!!

 

 

話しはそれましたが、passé composé はavoir の活用を覚えてしまえばとても簡単。

 

 

 

と、締めくくりたいところだけど...


avoir を使わないで作るpassé composé があるんだな!!!!

 

 

ひぇーーーー


例えば、aller(行く)という動詞を見て下さい。

 

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そうそうこれ。
être を使って、passé composé を作っているんです。
être は英語で言うbe。

 

「私は日本人です」
超初級ですら無視できない文章ですよね?

 


avoir に続いて、頑張って覚えなきゃならない活用ですね。


そして、このêtre を使って過去形を作る動詞はたくさんありません。
少しリストアップしておきますが...

 


je suis allé 行く
je suis parti 出発する
je suis arrivé 到着する
je suis sorti 外に出る
je suis entré 中に入る
je suis resté とどまる

 

 

あれ?どれも似ている気がする?

そうなんです。どれも場所の移動に関する動詞。


なので完全に覚えきれなくても、あ、これはêtre の方だな。
ってそのうち感覚的に分かるようになりますし、日常的に使う単語が多いので口にも耳にもする機会がとても多い!

 

間違ってavoir で言ってしまっても、きっとみんな訂正してくれると思います。
ルールだけ知っておけば、その都度、そうか。この単語もêtre なんだなって覚えていけばいいんじゃないかな。

 

 

よし!
ほら、フランス語で過去の話しをするのだって、実はそんなに難しくないでしょ?

 

 


やっぱり単純ではないフランス語

簡単、簡単と書きたいところですが、フランス語はやっぱり奥が深い。


passé composé 一つとっても、今説明した通り、作り方が2種類ありましたよね。

実はこれだけでは終わりません...

 

 

例えば、「自分の歯を磨きました」って言う場合...

je me suis brossé les dents. 

 

あれ??? 
なんかまた増えてる!?

 

 

そうなんです。自分に対しての行為を表現する時、また違った文法のルールが発生するんです。

 

それから、
「私達は去年、出会いました」は、

on s'est rencontré l'année dernière.

 

となり、先ほどの歯磨きの文章と同じような形になります。
お互いがいて発生した出来事は、私がリンゴを食べた。とは、違った表し方をしましょうってことなんです。

 


今、ここ読んで、頭ポカーンってなった人!

スッカリ忘れて下さい!

 

いーのいーの。もー、忘れて!忘れて!! 笑

 

 

 

まずは、avoir で作るpassé composé をたくさん使ってみましょう。
頭の隅に、être のことも少し入れておきながら。

 

 

未来形

おっと、ついにここまで来ましたよ。
現在形が言えて、過去形が言えたら、未来のことも言いたいよね!


この3つがあれば、ずいぶん立派なフランス語を話せると思いませんか?

 

未来形と呼ばれる時制は、一旦おいておいて。
とても便利。尚且つみんながしょっちゅう使う表現があります。

 

futur proche(フチュー ポッシュ)と呼ばれるもの。

proche というのは「近い」という意味。
つまり、近い未来、すぐ起きる未来を指しています。

(時間的に近くない場合でも使うことがあります)


未来形との違いは今知る必要はないですし、とにかく未来のことはfutur proche を使ってみましょう!

 

 


futur proche の作り方


主語 + aller + 動詞の原形

 


je vais partir. 私はこれから出発します

tu va faire quoi? 君はこれから何するの?

 

こんな感じ。


aller の活用を覚えたら。
あとは動詞の原形をつっつくけるだけ!!

 

わー。簡単、簡単!
これで3つの時制を使えるようになったぞーーー!


いちを、aller の活用表はっておくよ。

 

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まとめ

いかがでしたか?
動詞の活用だって、実は難しくないんじゃないの??というお話でした。


être, avoir, aller だけは暗記した方がいいですが、それ以外は覚えようと思わない方がいいんだと思います。


活用に苦手意識があるならば、決して一気にje もvous もと頑張らないで、必要になった時に新しい単語を増やす感覚で覚えるのはどうでしょう?

 


初級のみなさんフランス語を難しい難しいと恐れないでね。
そんな感じで私はそろそろ、nous に手を出そうと思います...笑

 

3年半フランスに住んでいる私ですらこんなもんです。

へへへ。

 

 

 次回へ続く...