仏の国のこちら側

フランスから、30歳2児のママが大学へ行くまでの記録。

どうしても覚えられない単語は絵を描くべし

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「新しい単語は実生活で7回使えば覚える」

 

英語を勉強していた頃に聞いた言葉です。もう10年前のこと。
その当時は「うん、その通りだ」と実感していた気もするのですが、フランス語を始めてから感じることは「理由は分からないが、どうしても頭に定着しない単語がある」ということ。

単純に老けたのかな?アレレ...

 


私の脳の老化具合は置いておくとして、本題。
そんな語彙に対して、みなさんどんなアプローチをとっていますか?

ひたすら綴りながら、口に出す?
一旦、放っておく?
そもそも、そんな心配はないって?

 

 

私はイメージを作ります

私の場合はですね、頭に絵を描くようにしています。


フランス語を始めて、一番最初にこの現象が起きたのは une pomme de terre(ポム ドゥ テェー)、ジャガイモでした。
今考えると、こんな簡単な単語にナゼつまづいたのかは不思議ですが、どうしても覚えられない語彙類にあまり難易度は関係ない気がします。

ここはヨーロッパですからね、そりゃもうジャガイモをたくさん食べますよ。
なのでよく耳にする言葉です。

聞く時は理解できるのですが、どうしても口から出てこない...。
そこで!

 

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pomme(ポム)が土手(どて)を歩いている絵をイメージしたのです。
これでポムドテ、どうよ?

 

pomme はリンゴのこと。音が可愛いので早めの段階で覚えられた単語です。
印象的なイメージが出来上がれば、こちらは忘れないもの。
「えーっと、ジャガイモって...」と考える度に、可愛いリンゴさんが土手を楽しそうに散歩している絵が頭に浮かびました。
それを数回繰り返すうちに自然と pomme de terre は頭に定着したのでした。


その他には、une trousse(トゥース)、筆箱、ペンケース。
これもナゼか頭に入らなかったものの一つです。
そこで...

 

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オードリーの春日さんに協力してもらうことに。

もう語呂とか、関係なしです。
おかげで授業中に筆箱を見ては、一人勝手に元気をもらっていました。

 

 

全身使って覚える

要するに、何でもいいんだと思います。
外国語学習において、音だけじゃなく動作・特別なシチュエーションと関連づけることはとても大切なことです。


手を動かしたり、歩きながら話したりする方が脳により強い印象を残します。
覚えたいフレーズがあったら、特別なジェスチャーをつけてみるといいと思います。
(あまり変なものをつけると実践で恥ずかしいので、自然なものでよろしくね)

 

 

ちなみに

pomme de terre ですが、terre はフランス語で大地の意味。本当に大地のリンゴという言い方から来ている言葉です。

土手=大地、の中にいるリンゴのイメージはまさしくジャガイモってことだったんだね!!
その頃は渡仏したばかりの時期で、語源まで考えたことはなかったからさ。
あら、偶然。

 


それでは、ほとけのくにからのちょっとしたアドバイスでした。

ではでは!